集客を増やす方法には?お客様とサイトの相性に合うWEB集客

2021年11月29日(公開日:2021年8月23日)

ネットショップを開いたけれど、注文がなかなか来なくて悩んでいる方やどんなアピールで集客をすればいいか分からない方も多いのではないでしょうか。WEB集客といっても様々な手法があり、ただ闇雲にすればいいというわけではありません。

マーケティングの視点から「いつ、どこで、誰に、何を提供するか」を考え、その中でも「誰に」となる対象者を明確にしなければいけません。

ユーザーの種類が異なれば、WEB集客のアプローチも異なりますので、商品やサービス、ユーザーに合った適切な集客を活用しましょう。

今回は、WEB集客を増やす方法とお客様やショップの種類別のアプローチ方法について紹介します。集客がうまくいっていない方は、ぜひ記事を参考に集客方法見直しの参考にしてください。

集客を増やしたい!効果的な方法7つ

これまでの集客といえばメディアや看板、チラシなどオフラインツーツでの集客が主力でした。しかし、近年は1人に1台スマートフォンやパソコン、タブレットをもつ時代となりインターネットが爆発的に普及しています。

そこでオフラインツールとともに、SNSやGoogleなどの検索によるオンライン集客が重視されています。

ここでは、7つのオンライン集客方法を紹介します。

自然検索流入(検索エンジン)

GoogleやYahoo!などの検索エンジンなどから流入する自然検索流入。ユーザーが特定のキーワードを検索し、検索結果に表示されたホームページを訪れることで、Web集客の代表的な方法です。

自然検索流入でWEB集客を成功させるには、検索エンジンの上位に表示されるコンテンツ作成を行いますが、このためにSEO対策といわれる自然検索で上位に表示されるサイト構築を行う施策が必要になります。

SEO対策には、ユーザーにとって有益な情報を適切に提供することや分かりやすく良質なコンテンツを制作すること、独自性のあるコンテンツであることなど様々な方法があります。

SEOによる集客は、上位表示ができれば効果的で広告費用をかけずに行えますが、検索の上位に表示されなければWeb集客は見込めず、SEOの知識やスキルが必要です。

効果が表れるまで時間がかかるため、根気よく継続しなければ集客効果は期待できません。

有料検索流入(リスティング広告)

有料検索流入は検索エンジンに表示される有料の広告を表示させ、集客を見込みます。上部や右部に表示される「広告」「Ad」マークがついているコンテンツとなり、Webサイトへの流入によって広告費が発生する仕組みです。

特定のキーワードで検索する人を狙うため、ターゲット層を絞り込みやすく効率のよい集客方法です。

広告枠を使い検索上位に表示されるため、自然検索流入よりユーザーの目に留まりアクセスされやすく、即効性のあるWeb集客が見込めます。

また、結果が分かるのが早く状況に応じて施策を変えやすいといったメリットがあります。しかし、運用にはコストがかかるほか、あらかじめユーザーニーズの高いキーワードの選出やWEBマーケティングなど専門知識やノウハウが必要ですので専任の担当者の配置やコンサルへの依頼がおすすめです。

SNS流入

SNS流入はInstagram、LINE、Twitter、Facebookのアカウントや投稿からのアクセス、フォローや拡散などSNS媒体を活用した集客方法です。

自社アカウントを作成しSNS上で商品やサービスの情報発信を行います。

魅力的な投稿をすればユーザーから“いいね”やシェアされ、情報が他のユーザーにも伝わるため集客効果が見込めるでしょう。そして拡散によって多くのユーザーにアプローチでき、大きな宣伝効果が生まれます。

【SNS集客の効果的な方法】
・ターゲットユーザーから人気の高いインフルエンサーに紹介してもらう
・自社やアピールしたい商品、サービスに合わせたSNSを選ぶ

SNSによってターゲットユーザーや目的が異なるため、SNSの特徴をそれぞれ把握しておきましょう。

基本的にコストをかけずに運用でき、企業のイメージアップや売上増加が期待できますが、フォロアーを増やし成果を出すまでは長期的な戦略が必要です。

しかし企業イメージを壊すような投稿は“炎上”し、ユーザーからの反感や批判の対象となるため注意しなければいけません。

メルマガ

メルマガ(メールマガジン)とは、サービスの利用や商品購入をされた方、メールアドレスを登録したユーザーに対して、メールで情報発信する方法です。多数のユーザーに対して低コストで宣伝できるため、活用されている企業は多いでしょう。

そのため自社のメルマガが埋もれてしまわないように、他社と差別化できるデザインやタイトル、内容を盛り込む必要があります。

有益でない情報は読まれずスルーされてしまう恐れがありますし、頻繁過ぎると迷惑に思われてしまうため、内容と配信ペースに注意しましょう。

外部サイト流入

外部サイト流入は「被リンク」ともいわれ、外部のサイトに自社のホームページやブログ、製品のリンクを貼ってもらい、その外部サイトからユーザーにアクセスしてもらうことです。

食べログやぐるなびなどのポータルサイトからの流入も含まれますが、ポータルサイトを利用するユーザーは特定の目的をもち利用しています。

自社サービスや商品に関連するサイトにリンクが設置されるため、マッチングするターゲットユーザーにスポットしやすく売上増加につながる集客方法のひとつです。

被リンクが多いほど集客チャンスは得られ評価も高くなりますが、万が一評判の悪い外部サイトにリンクを設置した場合、自社イメージダウンにつながる恐れがあります。外部サイトの内容や質をよく見極め、被リンクを設置しましょう。

直接流入(ダイレクト流入)

直接流入は、広告やポスター、名刺などに書かれたURLやQRコード、自社アプリ、ブックマーク履歴などから直接自社サイトへ流入される方法です。

実店舗運営されている場合は、実店舗のユーザーをオンラインユーザーに導く集客方法となります。リピーターの獲得など安定したWEB集客が見込めますが、自社サイトまでの動線と訪問したくなるような魅力的なサイト作りが求められます。

アフィリエイト広告

アフィリエイターといわれる個人や企業がブログなどのサイトに広告を掲載し、「おすすめショップ」「おすすめアイテム」といった口コミで紹介してもらう集客方法です。

人気のあるブロガーやアフィリエイターが宣伝してくれれば効果的ですが、ネットショップやアイテム自体の魅力によって宣伝されない場合もあります。口コミが重視される商品やサービスに向き、成果報酬なので費用対効果に優れています。

お客様の種類別でみるアプローチ方法

集客方法について紹介しましたが、これらの施策を試しても「なかなか顧客獲得がうまくいかない」「アクセスしてもらえない」という場合はターゲットとなるお客様について見直してみましょう。

ネットショップを訪れるお客様は、新規のお客様、リピーターのお客様と2種類に分かれます。新規顧客施策、リピーター施策と適切な集客方法でアプローチしなければ効果は見込めないでしょう。

ではそれぞれみてみましょう。

新規のお客様獲得へのアプローチ方法

新規のお客様は、特定のキーワードを検索し検索エンジンを経てWebサイトを訪れる方がほとんど。新規のお客様獲得に向いているWEB集客はSEO対策とリスティング広告の2つがおすすめです。

・SEO対策
検索エンジンでネットショップを訪れてもらうためには、新規のお客様が選びそうなキーワードを選定し、それをタイトルやコンテンツに盛り込みます。SEO対策を万全に行い、検索上位に表示されることでアクセスされやすくネットショップの売上アップにもつながるでしょう。

ターゲットユーザーとメインキーワードの選定が重要ですので、せっかくアクセスしてもらってもお客様のニーズを満たしていなければすぐに離脱されてしまいます。新規のお客様が満足できる内容と有益な情報となるように、コンテンツを充実させることも重要です。

・リスティング広告
SEO対策に比べると、検索結果の上部や右部など目立つ場所に表示されるためユーザーの目に留まりやすいメリットがあります。

新規のお客様獲得へのアプローチ方法としてSEO対策、リスティング広告どちらかをすれば集客成功できる、わけではありません。

SEO対策でコンテンツを充実させながら、リスティング広告を活用することでアクセス数の増加が期待でき集客率アップにつながるでしょう。

リピーターのお客様獲得へのアプローチ方法

ネットショップの売上アップを狙うなら、新規のお客様を獲得するだけでなくリピーターとなり継続して購入、または利用してもらう必要があります。

「せっかく新規のお客様になってくれたのに1回限りで終わってしまった…」と悩む店主の方もいらっしゃいます。
このような場合は商品やサービス自体の満足度が低かった、サイトの分かりやすさや利用のしやすさなどが影響しています。

リピーターの獲得は新規のお客様へアプローチするよりも訴求力があります。
またコストを抑えたアプローチが可能で、持続的な売上アップにつながるため大切にしなければいけません。
リピーター獲得には、メルマガとSNSの2つがおすすめです。

・メルマガ
定期的、またはセールやお知らせしたい情報があるときに自社のタイミングでメール配信できるので負担が少なくコストを抑えて情報提供できます。

クーポンや新商品発売などリピーターにとって有益な情報を盛り込むことで、また利用してみようかなと思ってもらいやすいでしょう。

クーポンは、購入後に配布される次回以降利用できるクーポンや不定期での割引クーポンなどがおすすめです。

・SNS
リピーターとのコミュニケーションツールとなるだけでなく、自社のコンセプトや新情報をリアルタイムに伝えることができます。

日常のできごとの呟き、ユニークな配信、新製品の情報などSNS担当者が配信することで、より身近に感じられ愛用者としては嬉しくなるものです。
リピーターとの信頼関係を深め、リピーターによりシェアされればフォロアー数増加も見込めますので新規顧客獲得にも効果があります。

集客方法はWEBサイトの種類によっても左右される

新規orリピーターと、お客様の種類に応じて集客方法を選ぶことが大切とお伝えしました。しかし、自社サイトの業種や業界、目的によっても効果的な集客方法が異なります。

サイトを構築し運営していくにはコストや人材、リスク管理など手間がかかりますのでアプローチ方法を厳選して運営していきましょう。

ネットショップ

ネットショップでのWEB集客を成功させるには、SNSやアフィリエイト広告・SEO対策・リスティング広告がおすすめです。

例えば化粧品やサプリメントを検索するユーザーは、「ファンデーション しみ」「痩せる サプリ」などがターゲットキーワードになり、美容に関して何か改善させたいと思っている場合がほとんど。

リスティング広告で検索上位に表示させることと、自社のSNSアカウントでの情報発信やインフルエンサーの宣伝が効果的です。美容系は口コミが重視される傾向がありますのでアフィリエイト広告での集客も期待できるでしょう。

また、食品業界のネットショップでの運営では、コンテンツの更新や体験・試食レポートなど掲載されているケースが多いですがアクセス数が伸びないと悩んでいる担当者が少なくありません。このような場合はSEO対策とリスティング広告の2本柱が効果的です。

メインターゲットでの検索上位表示と関連キーワードでコンテンツを充実させることで集客効果が見込めるでしょう。

メーカー・企業系

近年SNSは年齢問わず利用されているので、メーカーや企業の集客には主要なSNSでの情報発信が効果的です。
SNSのいいところは、中の人(SNS担当者)の人柄から企業イメージにつながるため見た人は関心を持ちやすいということ。

例えば、テプラやファイルの文具メーカーKING JIM。Twitterで公式アカウントを運営され、キングジムグループの商品やサービスの最新情報、ささやかな日々の出来事などを発信しています。

担当者が発信する商品を使ったアイデアや何気ない呟きがユニークと、人気が高いアカウントとして有名です。

担当者の呟きによって、商品やサービスに温かい想いを持っていることが伝わり、企業内の様子や日常生活を垣間見られることで、顧客との距離が縮まり親近感がわくでしょう。

【まとめ】お客様と自社に合ったアプローチで集客を増やそう

いかがでしたでしょうか?
今回は、WEB集客を増やす方法とお客様やショップの種類別のアプローチ方法について紹介しました。
WEB集客の方法には様々あり、それぞれによって適したお客様やサイトのタイプが異なります。

「お客様に合ったアプローチはなにか?」
「自社を訪れるお客様へどうアプローチすればいいか」
この2点を理解し、自社の商品やサービスに合ったWEB集客を進めていくことが大切です。

WEB集客を増やす施策を行うには自社の担当者が行うのも良いでしょう。
しかし、成功につなげたい!効果的な集客がしたい!という場合には、コンサルタントと相談しながら戦略するのも一つの方法です。

アプローチや集客の効果には知識やスキルが必要になり、WEB集客によってどのような変化があったのかを分析し、今後の方針を決定するといったWEBマーケティングが必要です。

第三者の目線からのアドバイスとターゲットユーザー、効果的なキーワードの選定にはプロのノウハウが必要不可欠です。

ぜひ信頼できるコンサルタントと二人三脚で、集客を増やし成果向上を目指しましょう。