初心者オーナー必見!ネットショップは集客が成功の分かれ道

2021年11月29日(公開日:2021年9月16日)

最近ではネットショップ・ECサイトの開設へのチャレンジが増え、手軽にはじめられることから個人でネットショップのオーナーをされている方も多数いらっしゃいます。

新しくネットショップを開いてみたい方は、どうやってネットショップを作ればいいのか・どのようにお客さんを集めたらいいのか分からないことも多いかと思います。

今回はネットショップの運営方法やユーザー獲得のための集客施策について紹介します。
ネットショップを開いてみたい方、夢の実現に向けて失敗したくない方はぜひ参考にしてください。

どうやってはじめる?ネットショップの運営方法

手軽にネットショップが作れるサイトでは、わずか数分でネットショップの登録ができます。しかし、店舗として運営していくには適切な準備と開業に向けたポイントを抑えることが大切です。


では、ネットショップ開業に向けて簡単に流れを紹介します。

ネットショップのイメージを決める

ネットショップのスタートで最も重要なことは「ネットショップで何を売りたいか」「どのようなユーザー層に売りたいのか」をイメージすること。

実店舗と並行してネットショップを運営する場合は、実店舗で取り扱っている商品やサービスをそのまま移行できます。
しかし、初めてのネットショップを開設する場合は商品やサービスの選択、ショップコンセプトやそれに合わせたデザインをイメージすることが大切です。
また、仕入れた商材を販売するのか・ハンドメイドやオリジナル商品を販売するのかということも決めておきましょう。

ネットショップを選ぶ

販売する商品やネットショップのコンセプトがイメージできたら、実際に販売するネットショップを決めていきます。

ネットショップ作成・開設には以下3つのサービスに分けられます。

ショッピングモール

Amazonや楽天をはじめとする大手通販サイトへのネットショップ立ち上げになります。
誰もが知っているショッピングモールなので集客力はありますが、その分店舗数も多いため埋もれてしまう可能性があります。


また、固定費がかかるため集客や売上が安定しないネットショップにはハードルが高い出店となるでしょう。

ショッピングカートASP

ASPとは「アプリケーション・サービス・プロバイダ」の略で、自社でECサイトを構築せず、コストを抑え手軽にネットショップを運営できる方法です。


無料から始められるため、企業の出店はじめ趣味の延長でオリジナル商品やハンドメイド作品を販売する個人の出店も多いことが特徴です。


安さと手軽さが強みですが、集客力に弱いデメリットがあります。

ECオープンソースパッケージ(ECサイト構築サービス)

ネットショップの開設や運営に必要な機能を構築するサービスです。
カスタマイズ性やサポート、集客機能に優れ、システム構築からデザイン制作、アフターフォロー、LP制作までお任せしたい方に向いています。


コストはかかりますが、依頼する企業や目的、集客にかかる広告の規模、料金が変動し、予算を抑えたライトプランを用意しているところも少なくありません。

それぞれにメリット・デメリットがありますので、どちらがご自身のサイトに適しているか検討しましょう。

また、ネットショップ開設時は無料や費用を抑えたプランから始め、売上の安定・ユーザーの確保が継続して機能が充実したプランに移行するという方法もあります。

商品を登録!ネットショップオープン

ネットショップに商品の画像や商品情報を登録します。
ネットショップではユーザーが直接商品に触れて選ぶことができませんので、分かりやすく鮮明な画像、商品のイメージがしやすい説明文が重要です。

ショッピングカートASPは無料からネットショップをオープンできますが、サービスによって登録できる商品数やデータ量に制限があります。
多くの商品やサービスを販売したい場合には向いているとはいえないでしょう。

ネットショップがオープンしたら、いよいよお客様を呼び込み販売につなげなくてはいけません。
そこで重要になるのが集客施策です。

実店舗と違う?ネットショップの集客施策

実店舗では主に新聞の折り込みチラシや紙媒体の広告、呼び込み、口コミなどが集客の方法になります。
また、実際に店舗に訪れてくれた方に接客をしてリピーターになってもらうのも有効です。

実店舗もネットショップも集客のポイントは、以下のように同様です。

・サイトへのアクセス数を増やす
・購入率を上げる
・リピーターの獲得

しかし、ネットショップでは直接接客をせずに商品やサービスの魅力を伝えていかなければいけませんので画面から魅力を伝え接客をするという視点が大切になります。

では、主な集客施策をみてみましょう。

SEO対策

GoogleやYahoo!など検索エンジンなどから流入する自然検索流入では、SEO対策(検索エンジン最適化)が不可欠です。


特定のキーワードに関心をもつユーザーが、検索したときに上位表示となるように対策し、アクセス数を増やし売上アップにつなげる集客施策です。

SEO対策ときくと難しいイメージがありますが、ネットショップのコンセプトやターゲットユーザーを明確にし、有益な情報提供できるようなコンテンツを制作することです。

SEO対策による集客は、上位表示ができれば効果的で広告費用をかけずに行えますが、検索の上位に表示されなければWeb集客は見込めません。


そのためSEOの知識やスキルが必要になり、集客の効果が表れるまで長期的な戦略が必要です。

【SEO対策例】
ユーザーにとって有益な情報が多い
分かりすい・良質・オリジナリティあるコンテンツ
検索されやすいようタイトルや見出しにキーワードを入れること
適切にHTMLタグを使う
外部サイトからのリンクが多い

リスティング広告

SEO対策と並んで、ネットショップの集客に効果的といわれるリスティング広告。
リスティング広告は、検索表示の際に有料の広告枠を使い集客するWeb広告のひとつです。

特定のキーワードで検索する人(ターゲットユーザー)にダイレクトに届くため、即効性のあるWeb集客が見込めます。


また、どの広告から購入したかが分かるため効果的な広告運用ができることがメリットです。

アフィリエイト広告

アフィリエイターに自社の売り込みたい商品やサービスをブログやSNSで宣伝してもらう方法で、費用対効果に優れた集客施策のひとつです。


ファッションアイテムや美容関係の商品やサービスなど口コミが重視されるアイテムに向いていますが、ネットショップやアイテム自体の魅力によって宣伝されない場合もあります。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告はWebサイトやアプリの広告枠に表示されるWeb広告で、テキストや動画なども含みバナー広告ともいわれます。


幅広いユーザーにアプローチしやすいメリットがありますが、ターゲットユーザーにダイレクトに届くリスティング広告に比べると費用対効果や集客効果は低いでしょう。

SNS

Instagram、LINE、Twitter、Facebookのアカウントや投稿からのアクセス、フォローや拡散などSNSを活用した集客施策です。


自社アカウントを作成し、魅力的な投稿によってユーザーからの“いいね”や“シェア”をしてもらい、情報の拡散を狙います。
ターゲットユーザーから人気の高いインフルエンサーに紹介してもらったり、アピールしたい商品、サービスに合わせたSNSを選んだりすることでより効果的な集客を見込めるでしょう。


SNSによってターゲットユーザーや目的が異なるため、SNSの特徴を把握し選ぶことが重要です。

メルマガ(メールマガジン)

アドレスを登録したユーザーや商品を購入した方に対して、情報発信する方法です。


多数のユーザーに対して低コストで宣伝できるため活用されている企業は多く、メルマガにクーポンやお得な情報を盛り込むことで新規顧客・リピーターの獲得につながります。

Web広告以外での集客方法

ネットショップの集客に有効とされるSEO対策やWeb広告の集客施策をしてアクセス数は増えた、でも売上アップにつながらない!と悩むオーナーさんも少なくありません。


このような場合は、集客の問題ではなくネットショップの魅力がうまく伝わっていない可能性があります。

アクセス数が増えても購入してくれるユーザーが少ない場合は、Web広告以外での集客方法を確認してみましょう。

消費者目線で考える「顧客ファースト」

デザイン性がよくおしゃれなサイト作りをしていても、商品を購入しにくいサイトになっていませんか?
アピールしたい商品や魅力的な商品があるのに、ユーザーの目に留まらず購入に至らないというケースは少なくありません。


また、購入しにくいボタンの配置や動作性の問題、決済方法が限られている場合も別サイトで購入される原因となってしまいます。

もちろんネットショップのコンセプトを大事にしてデザインにこだわりをもつのも大切ですが、顧客ファーストになった使い勝手のいいサイトになっているかがポイントです。

第一印象を決める「ショップ名」

魅力的な商品やサービスはもちろん重要ですが、集客施策として最も重要なポイントはショップ名です。
こだわりのあるショップ名だとしても、お客様が覚えにくい・コンセプトが分かりにくいショップ名ではNG!


オリジナリティがあり、シンプルなショップ名がおすすめです。
SEO対策をして、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索されたときに上位表示されやすいショップ名であることも大切です。

明確な価値をアピールする「コンセプト・独自の売り」

ネットショップで失敗しやすい原因が、あれもこれもと詰め込み過ぎてコンセプトや独自の売りが不明確になってしまうことです。


ユーザー目線でみると「いったい何がおすすめなの?」「なにを強みにしたお店なの?」と、商品の購入を迷ってしまいます。

数多く存在するネットショップの中に埋もれないためには、他店との差別化を図り魅力を最大限伝えることがポイントです。


ユーザーは“特別”を求めてネットショップで商品を選びますので、特色ある商品・サービスをアピールしましょう。

誰に価値を届けたいか?「ターゲットユーザー」

コンセプト・独自の売りと同様に、「誰に商品・サービスを届けたいか」を明確にすることも大切です。
ターゲットユーザーが年配者であれば、デザイン性よりも分かりやすい画像や説明、サポートが充実したネットショップ。


若い方をターゲットにするなら、目を引くサイトデザインやインスタ映えするような画像を使うなど工夫しましょう。


また、子育てママに向けたネットショップなら温かみのあるデザインや送料無料、スキンケア用品のサンプルなど、ちょっとしたお得感を出すと喜ばれるでしょう。

例えば「女性」に「レディース服」を販売する場合。
コンセプトや独自の売りが明確でなければ、どんな商品が売っているかイメージしづらく、わざわざ買いたいという気持ちにならないかもしれません。

しかし、「20代~30代の子育てママ」に「プチプラでおしゃれを楽しめるトータルファッション」を販売するとターゲット層や強みが明確になりますね。

20代~30代の子育てママは、子供が小さいため外出がしにくく、ファッションにお金もなかなかかけられない方も少なくありません。


そのためトータルコーディネートがひとつのネットショップで揃えられ、さらにプチプラなら選ばれやすいネットショップに近づくでしょう。

ユーザーの心に刺さる「キャッチコピー」

ネットショップの集客で欠かせないもののひとつは、購買意欲を掻き立てるキャッチコピーです。


オーナーの自分が「イケてる!」と思うキャッチコピーではなく、消費者が「買いたい!」と心に刺さるキャッチコピーを作成しなければいけません。


たくさんのネットショップがある中でユーザーがページをみたとき、数秒で目を引く言葉がいいキャッチコピーです。

絞り込んだターゲットユーザー(ペルソナ)と商品を購入したことによって得られる利益(ベネフィット)を盛り込んだキャッチコピーが訴求ポイントとなります。


そしてキャッチコピーで目を奪われたユーザーは、さらに詳細を知りたいと感じマッチすれば購入に至るでしょう。

ネットショップの認知度を上げる!WEB広告

ネットショップ運営の成功は「どれだけ集客できるか」にかかっています。
どれだけいい商品やサービスを販売していても、ネットショップ自体がお客様の目に留まらなければ購入されることはありません。

新しくネットショップをオープンした場合、様々な集客施策を行い、効果を感じるまで数カ月程かかります。
より短期的に集客の効果を得たい場合はWeb広告がおすすめです。

Web広告は認知度を上げる効果があり、中でもターゲットユーザーにダイレクトに届くリスティング広告が集客につながるでしょう。

広告費用をかければリスティング広告は出せますが、優先的な掲載にはネットショップの質や使いやすさが重視されます。
そのため広告運用やマーケティング施策の知識、スキルが必要です。

ネットショップを運営しながら広告運用することもできますが、手間や時間がかかりオーナーの負担が増大し、新たに人材を採用するとなるとコストもかかります。

そこで多くのネットショップオーナーは、WEB集客サービスに特化したコンサルタントを活用し、効率よく集客施策を行っているのです。

【まとめ】ネットショップ成功へ!集客と売上upにつなげよう

いかがでしたでしょうか?
ネットショップの運営方法やユーザー獲得のための集客施策について紹介しました。

インターネットの普及で気軽に始められるようになったネットショップ運営ですが、集客に成功し、売り上げが軌道にのるまで様々な販売戦略が必要です。

そのためにはお伝えしたようにプロのノウハウを活用するのも、成功への近道。

事業者と消費者目線にたち新しい提案や臨機応変に対応するだけでなく、オーナーとともに相談しながら集客施策を実現できるコンサルタントが良いでしょう。

訴求力のあるサイト作りやキャッチコピーでご自身のネットショップの価値を最大限アピールすること。
そして、実績とノウハウをもったコンサルタントとともに、効果的なリスティング広告の運用を行い、“人が集まる”“売れる”ネットショップへ育てていきましょう。