【初心者向け】ホームページのSEO対策で知っておきたい3つのポイント!

2021年11月29日(公開日:2021年8月19日)

・ホームページへのアクセスが増えない
・ホームページ集客がうまくいっていない
・SEO対策って?

このような悩みを抱えるウェブサイト運営者の方はいませんか?


「SEO」という言葉は聞いたことがありホームページの運営に重要な役割があるということも聞いたことがあるけれど‥ ”SEO対策は具体的に何をすればいいのか分からない” ”専門用語が多く理解するのが難しい” と苦戦している方も多いのではないでしょうか。


初心者にSEO対策は無理なのでは?と思うかもしれませんが、まずはSEO対策となる3つのポイントを押さえることでSEOに強いホームページを作ることも決して不可能ではありません。


ここでは、初心者向け「SEO対策」の基本的な知識からSEO対策の方法などを分かりやすく解説していきます。

SEO対策とは?

SEO(エス・イー・オー)とは、Search Engine Optimizationを略したもので日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。


GoogleやYahoo!、bingなどの検索エンジンで特定のキーワードが検索されたとき、検索結果の上位に表示させ多くのアクセスを集める手法のことを言います。


SEO対策を行いホームページへのアクセスが増えることで問い合わせが増える・申込みが増える・予約が増える・商品が売れるなど成果に繋がりやすくなります。

【検索順位別のクリック率】
検索結果の上位に表示させることがホームページ集客にとっていかに重要であるかを示す調査データを紹介します。

※引用:SISTRIX「なぜ(ほとんど)あなたがGoogle CTRについて知っていたすべてがもはや有効ではないのですか?」
https://www.sistrix.com/blog/why-almost-everything-you-knew-about-google-ctr-is-no-longer-valid/

SISTRIX社が2020年に発表したクリック率(CTR)の調査データによると、同じ検索結果1ページ目であっても検索順位1位のクリック率は28.5%、10位のクリック率は2.5%とクリック率に大きな差があることが分かります。


多くの人が検索結果の1位をクリックしており、検索順位が下がるほどクリック率も低くなることから上位表示させることの重要さを理解していただけるのではないでしょうか。


また、検索順位10位で2.5%のクリック率から推測できるように検索結果の2ページ目(11位以降)のクリック率は1~2%と言われており殆どの人が2ページ目には進まないことも分かっています。SEO対策では少しでも上位に表示させることはもちろんのこと、検索結果の1ページ目に表示させることが最低限のラインとも考えられます。

◎日本の検索エンジンのシェア率はGoogleが7割強、Yahoo!が2割弱でありGoogleとYahoo!で90%以上のシェアを誇ります。そして、Yahoo!はGoogleのデータベースを活用しているため検索エンジンごとのSEO対策をする必要はなく【Google】の評価システムに合わせたSEO対策をすればOK!

SEO対策のメリット・効果

先ほどのクリック率のグラフからも分かるように、SEO対策をしてホームページが上位表示されるとアクセス数が増え高いWeb集客効果をもたらします。


そして、SEO対策で得られるメリットは他にも幾つかあります。

見込み客の集客ができる


ホームページで紹介している商品やサービスに関連した興味を持つ検索ユーザーに対する効率的で効果的な集客が可能です。

広告費が抑えられる


広告やチラシ、ダイレクトメールなどの媒体で宣伝をする場合は規模を広げれば広げるほど費用が高くなりますが、SEO対策ならランニングコスト(ホームページ制作費、サーバー維持費など)以外には費用をかけずホームページへの流入が期待できます。仮にSEO業務を専門業者に依頼した場合でも中長期的に考えると費用対効果に優れた方法です。

集客効果が長期にわたって続く


広告媒体での宣伝は発信した直後こそ大きな集客効果を得ることができますが、時間が経つにつれて集客効果は確実に薄れていきます。しかし、SEO対策の場合はホームページがあり検索結果に表示されていれば集客効果が長く続きます。

ホームページが資産になる


ホームページに作成されたコンテンツはホームページを運営していく限り”資産”として残り永続的な集客効果をもたらします。また、ホームページそのものだけでなくコンテンツの制作にかけた労力も資産となります。

ブランディング効果がある


SEO対策をして検索結果の上位表示されることで「ブランド(サービスや企業など)」の認知度が上がり、共感や信頼を通して「ブランド」の価値を高めてくれる効果もあります。多くの人達が検索エンジンで上位表示されているウェブサイトに良いイメージを持っていると言われています。

ホームページ集客のSEO対策【初心者向けのやり方】

SEO対策をする意味やSEO対策で得られるメリット・効果について分かったところで、ホームページ集客のためにするべきSEO対策の方法【内部対策】【外部対策】【コンテンツ見直し】の3つの意味をそれぞれ解説します。

内部対策


ホームページ(ウェブサイト)の内部で行うSEO対策であり、コンテンツの質を適切に評価される構造にしていくために行います。
内部対策の目的は3つ!

クローラーとはウェブ上を巡回しながらサイトを読み取りページに評価を付けていくGoogleのロボットのことを言います。

内部対策が不十分の場合はクローラーにコンテンツを見つけてもらえず巡回されないことや内容を理解してもらえず評価されません。評価されないと言うことは検索順位で上位を目指すことが厳しくなります。

■対策例:XMLサイトマップの作成、内部リンク、パンくずリストの設置、タイトルにキーワード入れる、見出しタグの最適化、画像のaltタグを使う、ディスクリプションの設定など

そして、ユーザビリティとは「使いやすい」「わかりやすい」「ユーザー満足度」などの意味合いがあり、ホームページを訪問してくれたユーザーが見やすく・使いやすく・役立つコンテンツの提供をすることも大切となります。

■対策例:ページ表示速度の改善(画像サイズを軽量化するなど)、文字サイズを適切にする、レスポンシブデザインの導入など

ホームページを検出させること、ホームページの内容を正しく理解させること、ユーザーが使いやすいことを目的としたSEO対策が内部対策です。

外部対策


ホームページ(ウェブサイト)の外部で行うSEO対策であり、主に外部サイトから被リンクを獲得してホームページの評価を上げる方法が外部対策です。

被リンクとは、自分・自社のウェブページが他のウェブサイトからリンクされている(リンクが貼られている)ことを指します。
Googleの評価基準の考え方として、検索エンジンだけではコンテンツの良し悪しを全て正確に判断できないため『被リンクが多いサイトは良いサイト』という発想に繋がっています。

外部サイトに多く紹介、参照、引用されるサイトは第三者による評価が加味され質が高いコンテンツと見なされることで検索順位が上がります。

外部サイトから被リンクを獲得するためには、”ユーザー満足度の高い良質なコンテンツを作る”ことが重要!そして、SNS(Twitter、Facebookなど)で拡散して人の目に触れやすくすると検索以外の方法でも流入を増やし被リンクを獲得するチャンスが増えます。

かつては被リンクを大量に貼るためだけのサイトや自分で多くのサイトを作成してリンクを貼る自作自演の被リンク、リンクの売買など、自然に被リンクされたものとは異なる”人工リンク”でGoogleを騙し検索上位表示させる方法がありました。今では自然リンクではない人工リンクでの被リンクはGoogleのガイドライン違反となりペナルティの対象となっています。

コンテンツ見直し

コンテンツとは「中身」「内容」などを意味しますが、ホームページのコンテンツとして使われる意味は「情報の中身」ということになります。ホームページ内の記事に含まれるキーワードで検索結果の上位表示を目指す方法でありコンテンツSEOとも言われます。

1.キーワード選定


ユーザーが検索行動に出る瞬間の特徴として「知りたい(know)」「行きたい(Go)」「したい(Do)」「買いたい(Buy)」の4つに分類される。ホームページへの流入目的ならば「知りたい」に関連するキーワードから、契約や予約など成果に結びつけたい場合は「したい」「買いたい」に関連するキーワードを選ぶことがポイント!

2.ユーザーの検索意図に合わせた質の高いコンテンツの提供

ユーザーが求めていることに的確な回答をする、オリジナリティのあるコンテンツ、悩みが解決できる、適切な情報量のコンテンツなどユーザー満足度の高いコンテンツ作りが大切

3.「E-A-T」を意識したライティングをする


「専門性(Expertise)」「権威性(Authoritativeness)」「信頼性(trustworthiness)」の3つをGoogleは重要視しているため、情報量と中身の質を意識した記事であることを優先する

【SEO対策】無料のチェックツールを導入する

SEO対策は【内部対策】【外部対策】【コンテンツの見直し】をするだけで終わりではなく、分析・検証・改善を繰り返すことでより良い結果に繋がります。

自分で行ったSEO対策を管理していく上で欠かせないチェックツールを紹介します。

Google Search Console(Googleサーチコンソール)


Googleから無料で提供されており、ホームページへのアクセス前のデータを取得することができます。

検索されたキーワードの「表示回数」「クリック数」「クリック率」「平均掲載順位」を確認でき、表示回数に対するクリック数がキーワードごとに分かるので改善ポイントを探ることが可能です。この他にもGoogleサーチコンソールではサイトマップの送信、被リンクの確認、ページの問題点、サイトのセキュリティの問題やGoogleガイドライン違反の状況など様々な確認ができるので使ってみましょう。

Googleアナリティクス


Googleが無料で提供するアクセス解析ツール。「アクセス数」「滞在時間」「年齢・性別・地域」「流入経路」などホームページへのアクセス後のデータを分析することができます。

目標とするアクセス数を達成しているのか?成果に繋がっているか?ターゲットとしているユーザーが訪れているか?などユーザーの行動分析などを通して分析し改善に繋げられます。

GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスは無料で利用できることだけでなく、SEO対策には必須のチェックツールです。

この2つ以外では検索順位チェックツールをSEO対策として導入すると便利です。検索順位チェックツールは様々な種類のものがあり、本格的なものは有料となっている場合が多いので自分が使いやすそうなツールを検討してみても良いと思います。

ホームページのSEO対策は奥が深い

Googleの検索アルゴリズムは常にアップデートしているためホームページのSEO対策は一度設定すれば完了!というわけではなく、良質なコンテンツを追加していくことや検索エンジンの傾向を見ながら検証・実行を繰り返し行っていく必要があります。


ユーザーにとって分かりやすい情報を提供すること、検索エンジンに正しい内容を伝えていくことを意識しながら質の高いホームページを育てていくことが大切です!


初心者では難しいことも多く成果が出るまでに時間も掛かるため上手くいかず躓いてしまうこともあるでしょう。はじめはSEO対策を専門とする業者に依頼しプロのアドバイスを受けることも一つの方法として頭に入れておいてもいいかもしれません。


SEO対策をしてホームページの上位表示を目指してみましょう!